2015年11月25日水曜日

ワールドフードチャリティーフェスタを実施しました。

金沢八景YMCA学童クラブ  

11月16日(月)~20日(金)の5日間でワールドフードチャリティーフェスタを実施しました。
これは、学童クラブの4~6年生が、世界の食べ物を作って保護者向けに販売し、売上金を横浜YMCA国際・地域協力募金に寄付するという催しです。

<1日目>
アメリカ-ホットドッグ、ポップコーン
 
キャベツを千切りにして、しんなりするまで炒めます。仕上げはカレーパウダーで味付け。
「お母さんの料理を手伝ってるから!」と、フライパンと菜箸を上手に使っていました。
ポップコーンは鍋を使って素から作りました。加熱してポンポン弾けだすと、みんなのテンションも上がります。「こんなにたくさんのポップコーンは見たことない!」と出来上がった大量のポップコーンを前にうれしそうにカップに分けていました。

ホットドッグの(小)と(大)、ポップコーンの(小)と(大)の完成!YMCAの館内に香ばしいにおいが漂っていました。

<2日目>
韓国-チヂミ

チヂミの粉に水を加えて生地を作ります。生地をフライパンに流し込んでじっくり焼きます。
フライ返しを使って・・・上手にひっくり返せるかな?「やったー成功!」「失敗したぁ~。」歓声と悲鳴が聞こえます。いびつな円の形でも手作り感があって良いですね。

キムチ・ニラ/明太子・ポテト/もち・チーズ/ミックスの4種類を作りました。

<3日目>
メキシコ-チリコンカン風タコス

にんじん、ピーマン、玉ねぎをそれぞれ1cm角に切ります。みんな真剣モードです。
切った野菜をカットトマトソースの中に入れてグツグツ煮込みます。
時間をかけて柔らかくなるまでじ~っくり・・・

タコスチップスと一緒にいただくと、絶品です。

<4日目>
ベトナム-生春巻き

きゅうり、にんじん、もやし、サニーレタスを水で戻したライスペーパーで巻きます。
ひたすら、巻きます。心を込めて、巻きます。
具材が多すぎて、ビリッ・・・「破れちゃった~。」そんな声も時折聞こえました。

アボガド・チーズと、かにかま・ハムの二種類を用意しました。具材がパンパンに詰まっているのが分かりますね。ヘルシーです。

<5日目>
スペイン-パエリア

パプリカはみじん切り、ソーセージは5mm程度の薄さに切ります。5日目ともなると、包丁使いも慣れてきたようです。シーフードからはおいしそうな茹で汁が・・・。パエリアは、炊飯器とフライパンで作る二種類のバージョンを作りました。フライパンの方は、なかなかお米の芯がなくならず、時間をかけてじっくりと煮詰めました。

シーフードいっぱいのパエリアが完成!

<販売の様子>


連日、多くのお客さんが来てくれました。お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、
YMCAスタッフ、学童クラブの卒業生まで!
4~6年生のみんなは、料理を作り終えると、エプロンを脱いで売り子さんに変身です。「俺が店長だ!」と張り切ったり、「お金の計算は任せて!」と電卓片手にお金の管理をする姿が見られました。「いらっしゃいませー!」や「ありがとうございました!」の掛け声もばっちりです。
玄関に宣伝の掲示を作ったり、サンプルを置いたり、カートに乗せて訪問販売をしたりと、自分たちでアイディアを出して一つでも多く売って募金を集めようとする積極的な姿がとても印象的でした。
1~3年生も、「呼び込みしてくるね!」とお迎えがくるたびに「チヂミ売ってまーす!おいしいですよー!」と元気に呼び込みをして自発的に協力してくれました。
保護者の方からは、「子どもたちが、とても生き生きしてますね。」「みんなが、がんばって作ったことが伝わってきて、とてもおいしかったです。」「たまねぎが嫌いなうちの子がおいしいって食べてました。自分で作ったものだと、やっぱり違いますね。」などの感想をいただきました。
子どもたちや保護者にとって満足度の高いイベントとなりました。
5日間で、52,150円の売り上げ(募金)がありました。皆さまのご支援とご協力に感謝申し上げます。この活動を通して、自分たちの力で集めた募金の重みと大切さを感じてもらえたのではないでしょうか。「来年もやろうね!」そんな声とともに、ワールドフードチャリティーフェスタは幕を閉じました。
                             
                                                                           (金沢八景YMCA学童クラブ 渋谷 萌子)

2015年11月24日火曜日

平和のハトにメッセージを寄せて…


「あなたにとって平和って何ですか?」 
誰かに届けたい思い、みんなが元気に、やさしい気持ちになるような平和をイメージした絵、写真、ことば(メッセージ)などを子どもたちが自由に書いて、平和の木を作っています!
  

みんなで平和の木を作り、鳩を飛ばしましょう!!

(金沢八景YMCA マックニール由美子)

2015年11月19日木曜日

街頭募金ポスター作り

金沢八景YMCA学童クラブ     1年~3年生の活動のご報告

1年~3年生で街頭募金で使用するポスターを作成しています。このポスターは募金をしてくださる方々に、何のために募金活動をしているのか知らせるためのものです。
まず横浜YMCAがタイ・バンコクYMCAと協働で行っているプロジェクト-人身売買の危機にある子どもたちやエイズ孤児の子どもたちの保護と自立、教育支援の為の施設「YMCAパヤオセンター」や「YMCAハッピーホーム」の様子を写真などから学びました。
自分たちが普段通っている小学校とは異なった様子の施設外観、健康診断や歯科健診のボランティア医療活動をしている様子を見て、まじまじと写真を眺めている様子が見られました。


更に使途先である人々について詳しく知るために「ストリートチルドレン」「エイズ孤児」「人身売買」の3つのテーマのポスターを4グループに分かれて作りました。自分が調べたいと思うテーマごとに、図書館から探してきた本から分かったことや思ったことを街頭募金ポスター計画表に記入していきます。ポスターは、見ている人が分かりやすいようなキャッチコピーをグループのみんなで決めました。
 「エイズ孤児を助けよう!」「困っている子どもたちのために!」といったみんなの思いが伝わるキャッチコピーが届いています。
今後は、レイアウトを基として、本番の模造紙に記入していく予定です。
グループワークでキャッチコピーを決めています 
(金沢八景YMCA 森田純弥)

2015年11月17日火曜日

世界を味わおう!

金沢八景YMCA学童クラブ

食を通して世界を知ることを目的とした「目隠しインターナショナル」を実施しました。
目隠しをしたまま外国の食べ物を食べて、その食べ物の名前と国名を当てるという内容です。目隠しをした解答者は、指導員から渡される食べ物をおそるおそる口に入れます。
 
目が見えないと、頼れるものは嗅覚と味覚、そして舌触りだけ。普段からよく食べている馴染みのある物や見たらすぐに分かる物でも、目が見えないまま食べると分からなくなってしまうようです。逆に、「このにおい知ってる!」「この食感で…この味は…あれだ!」と残された感覚を最大限に生かして想像を膨らませている様子も見られました。
正解を知っている解答者以外の人たちには、食べ物の国に関するクイズを出します。
「この国が舞台となった世界的に有名なシリーズ映画は?」
「この国にある世界遺産にも登録された大理石でできた巨大建造物の名前は?」
「2008年にオリンピックが行われたこの国の首都は?」
この国のクイズに答えられるか…間違った答えを言ってしまうか…で解答者が国名を当てるヒントを得られるか逆に混乱してしまうか…結果が大きく左右します。 
最後は、みんなで外国の食べ物を食べて、いろいろな国のいろいろな味を楽しみました。「外国の食べ物って全体的に油っぽいね。」という声や「目隠しをしたまま食べたらあんまりおいしくなかったけど、目を開けて食べたらおいしかった!不思議!」という感想がありました。中には、「やっぱり日本の食べ物が一番!」と結論づける子もいました。
今回は、外国の食べ物を「食べ」ました。
次回は、ワールドフードチャリティーフェスタで、外国の食べ物を実際に「作り」ます。
今後も、いろいろな角度から、世界を身近に感じられるプログラムを展開していきたいと思います。
(金沢八景YMCA学童クラブ 渋谷 萌子)



2015年11月14日土曜日

楽しみながら世界を知ろう!

金沢八景YMCA学童クラブ ワールドクイズラリーin八景

金沢八景内にある「世界」を探すクイズラリーを高学年対象に実施しました。

<第1部>
グループに3枚の金沢八景の地図を渡します。
地図には複数の国旗が貼ってあり、その国旗の場所を目指します。   
例)インドの国旗が地図に貼ってある
       ↓
地図の場所にいくとインド料理屋さんがある
       ↓
インドに関するクイズが出題される

「現在地がここだから、こっちの道から行った方が早いんじゃない?」
地図を読む力がキーになるため、地図と睨めっこする時間が続きます。

はじめは、地図に貼ってある国旗を見て「ここは日本だから、中国なんてないよ~。」と頭にハテナが浮かんでいる様子でしたが、「この先に中華料理屋さんがあるから、きっとそこのことだ!」と、一人ひとりが持っている金沢八景の地域情報を集約することで「世界」の場所の特定が進んでいきました。

<第2部>
10の指令が出されます。
例)「師走の行事を楽しみにしているアメリカ出身の有名人に会いに行け。
   その者と同じ方向を見よ。
   目先にあるマークと色違いの国はどこか答えよ。」
       ↓
  ケンタッキーの向かいの工事現場に安全標識の緑十字マークがあります。
  緑十字と色違いの国旗の国・・・答えはスイスです。

「師走は12月だから、12月の行事と言えばクリスマスだ。」
「八景にいるアメリカ出身の有名人って誰だー?」
あたりをくまなく探して、指令の一文一文を解読していきます。
頭と足をフル回転!2時間、金沢八景を歩いて・探して・考える時間となりました。
楽しみながら、金沢八景にある「世界」を発見することができ、身近にある国際色に触れる機会となりました。
(金沢八景YMCA学童クラブ 渋谷 萌子)


2015年11月11日水曜日

募金はどこに行く?

金沢八景YMCA学童クラブ・1年生~3年生の活動のご報告

横浜YMCAでは、全国のYMCAと協働して、毎年11月1日~3月31日まで困難な状況にある世界や地域の人びとへの支援活動として「国際・地域協力募金キャンペーン」を行っています。

学童クラブでも、募金キャンペーンの一環として11月25日(水)に街頭募金を行います。

今日は、「なぜ募金をやるの?」ということから、「募金はどこの国に向かうのか?」を地図や国旗を見て、知るワークを行いました。世界に興味を向けるために先月から行っている国旗クイズ!その復習も含め、使途先の一部であるミャンマー、タイ、カンボジア、アフガニスタンなどを国旗や白地図を用いながら場所の確認をしました。地図を見ただけではわからなかった子どもたちも、国旗を見るとどこの国なのか当てる子も多くいて、少しずつ子どもたちの力になっていると感じました。
次に自分たちのお金の価値観について考えてみました。ドミノをお金に見立て、大きいドミノは1000円、小さいドミノは100円とし、指導員が指定した金額にピッタリになるように集めます。集めた後は、そのドミノの金額で何が買えるかをグループで考えました。みんなで想像力を膨らませ、300円だと「うまい棒30本!」「じゃがりこ!」といったお菓子類を挙げたり、36000円といった大きい金額では「洋服!」「お家!」といった少し思い切ったものを挙げる子もいました。
 
一通りみんなの意見が出揃ったところで、
集まった募金がどのように使われるのかを分かりやすく例を用いて説明をしました。
                  300円→9人分の給食費になる
                  2000円→10人分の風邪薬になる
                  36000円→1人1年間学校に通える
 

最後に、みんなの生活の周りには欲しいものが溢れていても、世の中には、学校に行けなかったり、十分な医療を受けられない子もいるという話をしました。少しのお金でも集めれば自分だけではない誰かに協力することに繋がります。今、自分にできることを考え、街頭募金の活動を通じ一人ひとりの心に何かが響くことを願います。                                  
 
(金沢八景YMCA学童クラブ 森田純弥)


2015年11月10日火曜日

「世界一大きな授業」を実施しました。

金沢八景YMCA学童クラブ  平和月間の活動報告

世界には、貧困や紛争、教育への無理解などの理由により、学校に通えない子どもや文字の読み書きができない大人がいます。「世界一大きな授業」とは、そんな世界の現状に目を向けて、教育の大切さを考える世界規模で実施されているプログラムです。
電気の消えた部屋にプロジェクターの光…いつもと違った様子に、「今日は何をやるんだろう?」「世界一大きな授業ってなんだろう?」とみんな興味津々な状態でプログラムがスタートしました。

冒頭で、「世界一大きな授業」の目的の説明と、日本の総人口・世界の総人口・世界の大人の人口・世界の子どもの人口を確認しました。その後はクイズ形式で話を進めていきました。

Q1.世界ではどのくらいの子どもが小学校に通っていないでしょう?(四択)
Q2.小学校に通えない理由は?(挙手制)
Q3.世界では、あと何人の先生が必要でしょう?(四択)
Q4.(写真を見ながら)日本の小学校にあって、カンボジアの小学校にないものは?(挙手制)
Q5.世界では読み書きができない大人がどのくらいいるでしょう?(四択)

選択制のクイズは、自分が正解だと思う選択肢の番号がついたマットに移動します。数字の規模が大きく、なかなか想像しづらい問題もありましたが、世界の子どもの人口から、「小学校に通えていない子どもはもっと多いはず!」と自分なりに考えて答えを選択している様子でした。
挙手制のクイズになると、学年問わずたくさんの手が挙がり、それぞれが考えたことを発表していました。するどい視点からの発言もあり、「なるほど!」や「よく気付いたね!」と、指導員も関心する場面もありました。
Q1からQ5までのクイズを受けて、教育を受けることができずに読み書きができないとどのような困難があるかの例として、貧しい村を舞台とした寸劇を指導員たちで披露しました。子どもたちがどのような選択をするかによって、ストーリーの展開が変わります。途中、立候補した子どもたちも役者として加わり、ストーリーの結末をみんなで作っていきました。
プログラムの終わりに、マララ・ユスフザイさんがノーベル平和賞授賞式の時に演説した内容の中で、キーワードとなる言葉を穴埋め式にして考える時間をとりました。すぐにマララさんの演説内容を完成させることができ、これまでの話を理解して聞いていたことが伝わってきました。

最後に、横浜YMCA「平和の鳩」に、今日の授業を聞いて感じたことや、平和について思うことを書きました。

「日本はへいわでもほかのくには学校にいけない子もいる。みんなできょうりょくしてひとりでも学校にいける子をふやしたい!」(1年生)

「ぼきんでは、大声を出して、1円でも多く、世界の子どもたちに、とどけたいです。」(2年生)

「せんそうはやらなくていいこと。やるべきことをやってほしい。」(3年生)

「せんそうがおきないために、なるべくケンカをしないようにする。べんきょうのできない子のために、ノートとかをあげる。」(3年生)

「まずしい人たちはかわいそうだと思った。話を聞いていたら、ぼきんをしたほうがいいと思った。せんそうの道具にはお金を使わずに、学校に使ったほうがいいと思った。」(4年生)

平和の鳩に書かれたメッセージからは、一人一人のまっすぐな気持ちが伝わってきます。

学校に通うこと、勉強をすること、そんな学童クラブのみんなにとっては当たり前な日常が、いかに恵まれたことなのかを知るとともに、世界の子どもたちに教育を受ける権利を与えることの重要性について考える機会となりました。世界の子どもたちの教育の現状を知ることで、今月末にある街頭募金への意識を高めることができたことと思います。
(金沢八景YMCA学童クラブ 渋谷 萌子)





2015年11月7日土曜日

ハロウィンイベントのご報告

金沢八景YMCA 地域の皆さまのご協力に感謝!

金沢八景YMCAでは、10月の最終土曜日に恒例のハロウィンイベントを実施しました。年中から小学3年生まで24人のお友だちが集まり、スターウォーズのダースベーダ―、海賊や魔女、アナと雪の女王のエルサなどの人気キャラクターのコスチュームを着てハロゥインイベントを楽しみました。

始まる前は「英語は初めて…」「わからない…」と不安そうな声も聞こえていましたが、ハリーポッターと魔女に仮装した2人の英語講師がハロウィンのお話しを始めると、みんなすっかり英語のお話しに聞き入っていました!ハロウィンのことがわかった後は、ジャック・オ・ランタン作り。オレンジ色のミニカボチャに思い思いの顔を描いて目、鼻、口をくり抜いていきます。かわいい顔、ちょっと怖い顔のそれぞれのランタンが出来上がりました。

最後は、お楽しみの「Trick or Treat!」です。グループごとに分かれYMCA周辺のお店にお菓子をもらいに行きました。外は少し暗くなり始めていましたが、なかには電飾付きのドレスのお友だちもいて、暗闇の中、みんなの足元を明るく照らしてくれていました。

今年も近隣の方々にはお世話になりました。「今年も待っていたよ。」など、お声をいただき、嬉しく思いました。ご参加いただいた皆さま、そしてご協力いただきました地域の皆さま、本当にありがとうございました。
(金沢八景YMCA 堀之内眞由美)