2017年6月13日火曜日

朗読会『メガネをかけたら』

金沢八景YMCA学童クラブ 関東学院生による朗読会のご報告

金沢八景YMCA学童クラブには、関東学院生が定期的に朗読をしにきてくれます。子どもたちに何を感じてほしいか、何を伝えたいかを意識し、本選びから朗読練習まで、一生懸命取り組んでくれています。その回によって、遊びを交えたり、ワークを取り入れることもあります。
朗読会を行ってくれる関東学院生は、春休み・夏休み・冬休みに、ボランティアとして学童に遊びに来てくれるメンバーでもあるので、子どもたちは会えるのを楽しみにしています。

今回の朗読会では『メガネをかけたら』という絵本を紹介してくれました。


ストーリー:メガネをかけなくてはならなくなった女の子。クラスにはメガネをかけている子が1人もいないので、どうしてもメガネをかけたくありません。女の子はクラスの子に何か言われたらどうしようと怖い気持ちになります。そのため、「頭が良くなるならかけるわ」とか、「宇宙まで見えるならかけるわ」と、難癖をつけました。

ある日、担任の先生がメガネをかけて学校にきました。先生はみんなの前でこう言いました。「先生はこのメガネでみんなの思っていることをみることができる。メガネをかけていることを変だと思っている子は誰一人いないわ!」

女の子は、メガネをかけて視界が良くなっただけでなく、先生の優しい心が見えました。朗読中、子どもたちは集中しながらも、「どうして?」「たしかに!」と反応し興味を持っている様子でした。


お話を聞いた後は、今までに嫌な思いをしたり緊張したことについてみんなで話し合いました。

・挨拶をしてくれなかった
・悪口を言われた
・名前を呼び捨てにされた
・学校に始めていくとき緊張した
・メガネをかけるのが嫌だった
・鼻で笑われた

みんなで気持ちを共有し、どのようにしたらこのようなことが少なくなるかを考えました。周りのお友だちのちょっとした思いやりや気遣いが大切ですね。

関東学院生の皆さん、素敵な朗読会をありがとうございます。
次回も楽しみにしています。

                 (金沢八景YMCA学童クラブ 佐藤 泰乃)