前回の手を差し伸べようプログラム②【視覚障がいについて考えよう】に引き続き、肢体不自由・高齢者について考える時間を設けました。
肘や膝にサポートを付け、おもりをいれた洋服を着て、視界が悪い眼鏡を付け、手袋をし、外を歩きました。階段を思うように昇り降りできなかったり、前にいる人が誰なのか分からなかったり、普段は出来ることが難しい様子でした。金沢八景YMCAの周りを5分ほど歩いただけで、へとへとの様子でした。
また、車いす乗車体験もしました。初めて乗るお友だちが多く、「早く乗ってみたい。」と意気込むお友だちが多かったのですが、いざ乗ってみると、中々前に進むことができません。普段は何も考えずに歩く道も、少し傾斜になっていると前に進むのに体力を使います。段差があると、怖くて前へ進めません。誰かの助けが必要です。「車いすでスポーツをしている選手はたくさん練習したんだね。」と言っているお友だちもいました。
お友だちの手を借りながら、体験を通して障がいについて学ぶことができました。普段は気に留めなかったことも気づき、手を差し伸べることができるのではないでしょうか。
次回は、手を差し伸べようプログラム④まとめ【私たちにできること】をご報告いたします。
(金沢八景YMCA学童クラブ 佐藤 泰乃)