金沢八景YMCA学童クラブ 世界一大きな授業のご報告
9月28日(火)にSDGsの目標4をテーマにした『世界一大きな授業』の内容を少し変えて、世界の教育についてお話しました。
初めに、世界には学校へ通えない子どもが多くいることを学びました。
そこで、文字の読み書きできないとどうなるのか体験してもらいました。
まず、外国の文字が書かれたA~Cのペットボトルを見せて、熱が出たらどのボトルを選ぶのか、3つのチームに分かれて考えてもらいました。
「Cのボトルは赤い文字が書かれていて危険だと思うから、Aだと思う」
「Cのボトルは赤い文字が書かれていて早く効くと思うからCだと思う」
など、文字やビンの色で判断しているようでした。
答え合わせで書かれている文字を紹介すると、「俺ら毒選んでたんだ!」と、驚いた様子でした。
文字が読めなくても、色やにおいで違いを判断できるときもありますが、必ずとは限りません。
文字が読めないことで危険な目にあったり、だまされてしまうことを知りました。
次に学校にいけないことでおこる負の連鎖について考えました。
学校にいけないと・・読み書きができず、収入の低い仕事にしか就けず、その子どもも家のお手伝いで学校に通えず・・の繰り返しで、他の人の助けがないと、負の連鎖からは抜け出せないことを学びました。
最後に、どんな助けがあれば学校に通えるようになるのか?意見を出してもらいました。
低学年には少し難しい内容でしたが、最後まで諦めずに取り組んでいました。
なぜ、世界には学校へ通えない子どもがたくさんいるのか、どうしたら通えるようになるのか、そして私たちに何ができるのか。子どもたちが自分事として捉えて、考えられるようになることを願っています。
(金沢八景YMCA学童クラブ 渡邉 陽香)