2015年9月2日水曜日

ぶどう通信57

「生命の不思議~別れと成長~」・金沢八景YMCA保育園

 6月から幼児組にカブトムシが2匹仲間入りしました。7月の年長児サマーキャンプ時にも公園で一匹見つけて計三匹のカブトムシ(オス2匹/メス1匹)を飼うことに。
 観察日記をつけたり、餌(ゼリー)をあげたり、自発的に飼育箱の掃除をしていたりと、様子を気にかけ世話する姿が印象的でした。
 しかし、とある朝。子どもたちが保育園に登園してくると、メスの体が大きく傷ついたまま亡くなっていました。「かわいそう」「ケンカしてやられたんじゃない」「食べちゃったのかなぁ」とそれぞれお別れを惜しむ姿が見られました。命の尊さを感じる一時になったのでしょうか。

 

 それから約半月後。『オタマジャクシをみんなで飼いたい(みんなでカエルになるところを見たい)』と子どもから提案が挙がり、成長の様子を観察することに。カブトムシ同様お世話をしていきました。毎日小さな変化を見せるオタマジャクシ。足が出たり、手がでたり、しっぽが短くなったり。もう少しでカエルになるかなぁ~と楽しみにしていた先日、ついにカエルに進化しました。朝その姿を発見すると大喜びの子どもたち。しばらくの間、水槽の前には入れ替わり立ち代わり子どもがやってきてカエルの様子を眺めていました。『カエルになると虫を食べるんだよ』『虫かご持って虫を捕まえにいこう』と子どもたち自ら成長後にはどのようにしたら良いのか考えて行動する姿に子どもたちの成長も感じました。残りの成長も楽しみな毎日です。
(金沢八景YMCA保育園 小林 あゆみ)