2016年10月26日水曜日

手を差し伸べようプログラム②【視覚障がいについて考えよう】

金沢八景YMCA学童クラブ・手を差し伸べようプログラム②【視覚障がいについて考えよう】のご報告

手を差し伸べようプログラム①【障がいってなに?】に引き続き、アイマスク・白杖歩行体験を通し、視覚障がいについて考えました。
アイマスクをし、白杖を使いながら館内を歩きました。思うように前に進めず困っているお友だちに対し「こっちこっち。」と必死に方向を伝えます。「こっちだとどこにいけばいいか伝わらないよ。」と伝えると、「もう少し右。」と一生懸命導いていました。いつも使用している場所は速度を落としながらも問題なく歩くことができていましたが、階段は手すりも使いながらゆっくりと進んでいました。
また、アイマスクをしておやつを食べる体験もしました。普段は見れば何だか分かりますが、アイマスクを付けると、匂いと手触りと食感と味で判断しなければなりません。「何味かな?」と質問すると、リンゴ味のものを「もも味?」と答えたり、「分からない。」という答えが返ってきました。体験を通して視覚の働きを学ぶことができました。
他にも迷路や時計が描かれている点字絵本を読んだり、点字器を使って自分の名前を書きました。「点字は、エレベーターや道、缶にあるよね。」と教えてくれるお友だちもいました。子どもたちも日々たくさんの発見をしているのだなと感心しました。

次回は手を差し伸べようプログラム③【おもり歩行・車いす乗車体験】のご報告をいたします。

(金沢八景YMCA学童クラブ 佐藤 泰乃)