2018年3月31日土曜日

ピンクシャツデー  学童の取り組み

金沢八景YMCA学童クラブ ピンクシャツデーのご報告

横浜YMCAではいじめ反対運動ピンクシャツデーに賛同しています。

学童では、ピンクシャツデーストーリーの紙芝居を読み、「友だちってどんな存在?」「言われて嬉しい言葉とかなしい言葉」ということを考えました。友だちは「大切な存在」「やさしい」、言われて嬉しい言葉は「ありがとう」「じょうずだね」「友だちだよ」、言われて悲しい言葉は「ばか、あほ」「あっちへ行って」「へた」などがあげられました。普段は意識して考えないことを言葉にしてみると、お友だちの大切さや言葉の重みが分かりますね。

ピンクシャツデーのお話を保育園のお友だちにも伝えようと、有志のお友だちが練習を重ね、保育園のお友だちの前で紙芝居を読みました。保育園のお友だちは紙芝居に夢中です。「もう一回読んで!」という保育園のお友だちの声に何度も応え、最終的には5回も読んでいました。ピンクシャツデーのこと、わかってくれたかな!?

また、ピンクシャツデーにちなんでピンクのフェルトでマスコットを作りました。
デザインモチーフは子どもたちのリクエストで恐竜やウサギ、ハート、猫などです。真剣な眼差しで一針一針、丁寧に縫いあげていました。仕上げにリボンやピンをつけて身につけられるようにしました。学童では、日頃から「〇〇だから…。」と言って行動しないのではなく、興味のあることに何でも挑戦する姿があり、それを周りのお友だちも「すごいね」「うまいね」と誉めたりする温かい空気があります。今回もそんな姿が見られ楽しい時間が流れていました。作品の幾つかはカンボジアにも届けられました。様々な活動を通して他人への思いやりの心を育てていけたらと思います。

ピンクシャツデー当日は、低学年と高学年に分かれ、朗読を聞いた感想文を書きました。

低学年は『ともだち』、高学年は『いじめられている君へ いじめている君へ いじめを見ている君へ』という本を題材にしました。それぞれが、いじめについて考えることができました。

低学年は、『ともだち』という本の感想文を書きました。「いじめはどんなことだと思いますか?」という質問に、「わるいこと」「人をかなしくさせる」「やってはいけないこと」という答えがありました。「いじめをされたらだれに相談しますか?」という質問には、「家族・先生・リーダー・友だち」という答えがありました。低学年にとっていじめを自分たちで解決することは難しいかもしれませんが、いじめはする人にとっても、される人にとっても、まわりにいる人にとっても気分が悪いことであること、相談できる存在がたくさんいるということを再確認できました。

高学年は、『いじめられている君へ いじめている君へ いじめを見ている君へ』という本の感想文を書きました。「お友だちに対し、日頃どのように行動していますか?」という質問に、「傷つけないようにしている」「いじめがあったら、いじめにあっている友だちとその場を離れる」「傍観者になっている」という答えがありました。「いじめに対して、あなたには何ができますか?」という質問には、「先生や家族に助けを求める」「いじめられている人がいたら、自分は優しくしてあげる」「傍観者にならない」という応えがありました。真剣な表情で感想文を書いており、いじめについてしっかり考えている姿勢が伝わってきました。言葉だけでなく、実際に行動できると良いですね。

ピンクシャツデーは終わりましたが、普段から自分が嫌なことは人にしないということを行動できるようにしたいですね。
(金沢八景YMCA学童クラブ 佐藤 泰乃)