9月から10月にかけて「手を差し伸べようプログラム」(チャリティーランに向けての障がい理解)を実施しました。
手を差しのべようプログラムとは、障がい・高齢について体験を通して学ぶプログラムです。中々できない体験に子どもたちは積極的に取り組んでいました。
【視覚障がい体験】
視覚障がい体験では、アイマスクをし、視覚を封じたままおやつを食べたり、公園まで歩いたりしました。公園内では遊具に乗ったり、白杖を用いて散策も行いました。いつも歩いている階段や公園までの道のりは、サポート役の子がいるとはいえ「怖かった」「不安だった」という感想が多くありました。
【高齢(肢体不自由)体験】
高齢(肢体不自由)体験では、身体に重りやサポーターをつけイヤホンや見えにくくなるサングラスをした状態で、日常動作(歩く・走る・座る等)を行いました。いつもより身体が重く動かし辛いので、子どもたちは少し走ったりジャンプをしたりしただけで疲れていたり、肘や膝が曲げられないことの大変さを実感していました。
子どもたちが書いた手を差しのべようプログラムのレポート用紙には、障がいがあると“できない!”“かわいそう!”というものではなく、“どのようなサポートがあるとよいのか”“人のサポートや道具の補助があると安心である”という感想が子どもたちの中からたくさんでてきました。
普段から、困っている人がいたら手を差しのべることや寄り添うことができると良いですね。
(金沢八景YMCA学童クラブ 佐藤 泰乃)