2021年10月8日金曜日

【学童クラブ】世界一大きな授業

金沢八景YMCA学童クラブ 世界一大きな授業のご報告

9月28日(火)にSDGsの目標4をテーマにした『世界一大きな授業』の内容を少し変えて、世界の教育についてお話しました。

初めに、世界には学校へ通えない子どもが多くいることを学びました。

そこで、文字の読み書きできないとどうなるのか体験してもらいました。

まず、外国の文字が書かれたA~Cのペットボトルを見せて、熱が出たらどのボトルを選ぶのか、3つのチームに分かれて考えてもらいました。

「Cのボトルは赤い文字が書かれていて危険だと思うから、Aだと思う」

「Cのボトルは赤い文字が書かれていて早く効くと思うからCだと思う」

など、文字やビンの色で判断しているようでした。


答え合わせで書かれている文字を紹介すると、「俺ら毒選んでたんだ!」と、驚いた様子でした。

文字が読めなくても、色やにおいで違いを判断できるときもありますが、必ずとは限りません。

文字が読めないことで危険な目にあったり、だまされてしまうことを知りました。


次に学校にいけないことでおこる負の連鎖について考えました。

学校にいけないと・・読み書きができず、収入の低い仕事にしか就けず、その子どもも家のお手伝いで学校に通えず・・の繰り返しで、他の人の助けがないと、負の連鎖からは抜け出せないことを学びました。

最後に、どんな助けがあれば学校に通えるようになるのか?意見を出してもらいました。

低学年には少し難しい内容でしたが、最後まで諦めずに取り組んでいました。

なぜ、世界には学校へ通えない子どもがたくさんいるのか、どうしたら通えるようになるのか、そして私たちに何ができるのか。子どもたちが自分事として捉えて、考えられるようになることを願っています。

(金沢八景YMCA学童クラブ  渡邉 陽香)