2015年8月18日火曜日

子どもが伸びるほめ方・叱り方を学ぶ

金沢八景YMCA金沢八景YMCA保育園 子育て講座のご報告

8月15日(土) 13時30分~15時で、「子育て講座~子どもが伸びるほめ方・叱り方」を行いました。

講師にスクールカウンセラー・ ガイダンスカウンセラー、学校心理士、臨床心理士、教育心理学博士、児童精神医学博士として、関東地方を中心に、乳児から成人までを対象とした発達相談、子育て相談やカウンセリングを行い、また、教育機関や保護者を対象に幅広く講演活動を行っている大賀たえ子先生をお招きしました。

「怒らないようにしようと思いながらまた怒ってしまいました。」「ほめようと思っているのに、ほめることはとても少ないです。」「どうしても、悪いことばかり目に入ってしまいます。」など、子育て中に誰もが思うことではないでしょうか?という大賀先生の呼びかけから、子どもが伸びるためには、どのようにほめ、どのように叱ったらよいかについて、子どもの脳の発達や成長の面から最新の情報も取り入れ、話題を提供していただきました。
 
怒られている子どもの脳を調べると、「怒鳴られたり、きつい言葉をかけられている時」は、血流が少なくなっているそうです。血流が少ない状態の脳は、神経細胞が徐々に活動しなくなります。「怖い」「イヤダ」と本能的に防御に入ってしまいます。この状態では、「なぜ、叱られているのか」「何がいけなかったのか」を考えることができません。
反対に「気持ちを受け止めてもらい、落ち着いて話しかけられている」時は、血流が活発になり、しっかり考えられる状態になります。
感情的にならず、子どもの気持ちに寄り添いながら、丁寧に言葉をかけることが大切ですね。
 
子どもの気持ちに寄り添いながら叱るためには、大人自身の心が元気でいることが大切です。大人が、規則正しい生活を行い、ぐっすり眠りをとり、からだと脳の疲労をとることが、子どもが伸びるほめ方・叱り方に繋がります。
 
講演の最後の質疑の時間には、参加者それぞれがご自分の体験や経験からの質問があいつぎ、大賀先生もひとりひとりの話に耳を傾け、丁寧に答えられ、40分の時間を延長しての講演会となりました。


お子様と一緒やご夫婦で、また、保育に関わる仕事をされている方などが参加されました

 次回は、参加者からのリクエストもあり、座談会形式の子育て講座を予定しています。ぜひ、ご参加ください。