2016年12月2日金曜日

収穫感謝祭ってなに?

金沢八景YMCA学童クラブ・収穫感謝祭のご報告①


11月は、キリスト教の行事「収穫感謝祭」行いました。
1620年9月、メイフラワー号に乗ってヨーロッパから信仰の自由を求めて渡ってきた清教徒たち。到着した土地での新しい生活を始めました。しかし冬を越すための生活はとても苦しく、渡ってきた多くのものが餓えや寒さで亡くなりました。春が訪れると、もともと住んでいた原住のインディアンに助けられて、農耕を教わります。そして秋になって最初の収穫を得ることができました。そのことを感謝して最初の収穫感謝祭が始まったとされています。

学童クラブの子どもたちに「収穫感謝祭」の起源のお話をペープサートで説明をしました。演じたのは、指導員と有志の子どもたちです。
お話しを聞き食物の恵みに感謝すると共に、苦しい時に人々を助けた原住民の暖かさや見守ってくれる神さまの存在への感謝について考えました。

 

そして食べ物の恵みについてより深く考えるため、「いのちをいただく」の読み聞かせを行いました。生きるために食べること、食べるために働くこと、そして命を解くこと。そういった普段の何気ない生活について深く考えさせられる一冊です。
読み聞かせの後に、子ども達は原稿用紙に読書感想文を書きました。
一人ひとりが真剣に向き合っており、「泣きそうになった。」「残さず食べなければいけない。」といった率直な感想が多くありました。
感想文はお迎えの時に保護者の方に見ていただき、家族の皆さんにも活動をより知っていただくことができました。
「多くの生き物たちの命」や「携わる人々への感謝」を胸に、今日も「いただきましょう」。

(金沢八景YMCA学童クラブ 森田 純弥)