2018年11月28日水曜日

平和について考えよう~平和を持続可能にするために~

金沢八景YMCA学童クラブ 平和月間のご報告

横浜YMCA平和月間の11月。学童では「平和ってなんだろう」と、学年ごとにテーマに沿って考えました。

低学年は、独り占めするよりも分け合うことの意味を考え、周りの人に優しい気持ちになることが大切だと知りました。学童の募金活動が病気の子どもの薬や食事や教育の費用に役立っていることを知り、これからも一生懸命募金活動しようと話し合いました。


中学年は、世界には銃を持たされて戦場に送られる子ども兵士が存在することに、愕然としていました。「本当のこと?僕らは遊びでおもちゃの銃を作ったり戦争ごっこをするけれど、実際にそんなことをさせられるなんて。。。」
また、豊かさの果てに捨てられる食料の多さと、飢餓に苦しみ亡くなっていく人の数の多さを知り、日々の自分たちの好き嫌いや食べ残しを反省する気持ちを持ちました。
また、子どもが働くことについては、学校に行けない、遊べない、生活のために働かなければならない子どもがいることを知ると、自分たちは幸せだと思う。
世界から貧困がなくなればいい。豊かな人が分ければいい、募金は大事だ、等の意見が聞こえてきました。


高学年は、何故戦争が起こるのか、なくならないのか考えました。そして戦争を無くすには、世界の人々が人種や宗教の違いを乗り越え、互いに認め合い、戦争を無くそうという意識を持つこと、そのための努力をする姿勢が問われていると考えました。格差や貧困がなくなれば戦争は無くせるかもしれないとの声も出ました。
今自分たちが、生きること、育つこと、学ぶこと、遊ぶことを安心して出来ているという平和を実感し、平和な日本に生まれてよかった、この平和がずっと続いて欲しいと祈る気持ちを強くしました。
難しいテーマに真剣に向き合い、平和のために一人ひとりに出来ることを小さなことからひとつずつ実行することが大切だと話し合いました。


私たち大人はこの純粋な子どもたちの心を大切に育て、平和を持続可能なものにする義務がありますね。



                (金沢八景YMCA学童クラブ みずりんリーダー)