2019年2月19日火曜日

いじめを防ぐには。具体的に考えよう。

金沢八景YMCA学童クラブ  ピンクシャツデープログラムのご報告②

ピンクシャツデー(詳しくは「ピンクシャツデー(いじめ反対運動) まずは知ることから。」のブログをご覧ください。)の第2回目の取り組みとして、いじめに関する本を読み、いじめについてみんなで考えました。

1~3年生は、「いじめのきもち」という本から、小学生の体験談を聞き、いじめについて考えました。

体験談の中には、“〇〇菌”と呼ばれて悲しくなったお話や、お友だちと仲直りできて嬉しくなったお話などがありました。

感想文には、「私も同じような体験があります。」「自分もこのように行動したい。」など、きちんと相手の気持ちについて考えている内容が書かれていました。
自分の気持ちと相手の気持ちを大切にすることが必要ですね。
いじめとはどういうことなのか、いじめられたら誰に相談すればよいのかを具体的に考えることができました。



4~6年生は、「いじめている君へ いじめられている君へ いじめを見ている君へ」という本から、有名人の体験談を聞き、いじめについて考えました。


体験談の中には、人と違うから、人より得意なことがあるからなどの理由で、いじめられた経験から学んだことや考えたこと、みんなに伝えたいことが書かれていました。「相談はカッコ悪くない。」「人を傷つけても後悔する。」「黙認していれば共犯。」など、響く言葉がたくさんありました。

感想文には、「助けを求める勇気があることがすごいと思った。」「人にしてもらって嬉しいことを自分もしたい。」など、自分の体験を振り返り、今後どのようにするべきかを考えている内容が書かれていました。行動に移すことは簡単なことではありませんが、まずは考えることが大切です。
いじめが起きた時に、“いじめる・いじめられる・いじめを見ている”のそれぞれの立場で、どのように行動すべきかを具体的に考えることができました。



いじめは起こってほしくないものですが、もし起こってしまった時に、ピンクシャツデープログラムで学んだことや考えたことが、少しでも活きると良いなと思います。

                   (金沢八景YMCA学童クラブ 佐藤 泰乃)