2020年2月13日木曜日

いじめをなくそう。ピンクシャツデーとは

金沢八景YMCA学童クラブ ピンクシャツデープログラムの報告①

ピンクシャツデー」は、2007年カナダの学生2人から始まったいじめ反対運動です。




ある日、ピンクのポロシャツを着て登校した少年が「ホモセクシャルだ」といじめられました。
それを聞いた先輩2人が50枚のピンクシャツを購入、インターネットで「明日、一緒に学校でピンクのシャツを着よう」と呼びかけました。翌日学校では呼びかけに賛同した数百名の生徒がピンクのシャツや小物を身に着けて登校。学校中がピンク色に染まり、いじめが自然となくなったそうです。

カナダで最初にこの出来事があった日が、2月の最終水曜日でした。それ以降、2月の最終水曜日に私たちもいじめについて考え、いじめられている人と連帯する思いを表す1日としています。


金沢八景YMCA学童クラブも2月のテーマを「自分がされてうれしいことを相手にしよう」とし、いじめについて考える時間を設けるプログラムを行っています。


今年は恒例のピンクシャツデーの紙芝居を、毎日子どもたちが交替で読んでいます。「私、ナレーターやるよ。」「ぼくはいじめっ子の役やる。」「ぼくは上級生やる。」代わる代わる進んで読み手になってくれています。


 



最初は恥ずかしそうだった子も、日を重ねる毎に読み方に演技力が付いてきて、聞く側のみんなも、真剣に受け止めています。
毎日の繰り返しでセリフを暗唱している子も出てきました。紙芝居を読むロールプレイを通して、いじめをなくそうという気持ちが自然に身に付いていくといいなと思います。


来週には保育園で紙芝居を披露する予定です。


(金沢八景YMCA学童クラブ みずりんリーダー)